コメンタリー運転とネコメンタリー運転
2025年5月1日
こんにちは、放送・通信エンジニアリング事業部の烏野です。暖かくなって過ごし易くなってきました。
春の交通安全運動(令和7年4月6日~4月15日)期間が終わると、GWへ向けて業務やレジャーで運転の機会も増えてきます。
そこで今回は車の運転に関することを書きたいと思います。
工事現場への移動など、私たち放送・通信エンジニアリング事業部の施工班は車を運転する機会も多く、運転も業務のうちではないかと思います。
工事現場での事故の中で、移動中など運転中の事故件数は多くの割合を占めています。
そのため、工事の発注者主催の安全大会においても、受注者に対して交通事故防止に関する啓発・教育が重点的に行われています。
私たち受注者側も、下請け協力業者の作業員に対し安全運転・交通事故の防止について教育を行います。
その中で最近私が実施している安全運転の方法として、コメンタリー運転というものがあります。
★「コメンタリー運転」とは
皆さんはコメンタリー運転をご存じでしょうか?
運転中に、自分の行動や周囲の状況を声に出して説明しながら運転する方法をいいます。
コメンタリー運転の発祥は、1960年代にイギリスのロンドン警視庁で警察ドライバーの運転技術向上の為、訓練用に開発されたそうです。
日本の都道府県警察、工事発注者の国・首都高や、ネクスコの高速道路会社・地方公共団体等でも実施が推奨され、バスの運行会社、運輸関係の会社でも採用するところが多いようです。
コメンタリー運転とは、具体的にどういうことかといいますと、
『前方の信号が黄色になったから、徐々に減速する。』
『右から歩行者が横断しそうだから注意。』
『後方の車が車間距離を詰めてきているから、無理なブレーキは避けよう。』
と、自分が何を見て、何を考えて、どう判断しているかを声に出して確認するという運転方法です。


そうする事によって、自分の目で認知した情報を確かなものにすることができ、見落としといったミスを防ぐことができるというものです。
★コメンタリー運転のメリットや効果
実際に自分でコメンタリー運転を実施してみると、他の自動車、バイク、自転車や人の動きなど、積極的に危険を探すようになったかと思います。
最初に見つけた自転車が死角に入って消えてしまっても、必ずどこかにいると自分で認識しているので、注意深くなって巻き込み事故を防止できたことがありました。
あと、眠気の防止にもかなり効果があるように思います。
★コメンタリー運転にはデメリットもある?
コメンタリー運転を実施していると運転中に発声することを意識しすぎたり、一つの事に対して長く説明してしまったり、コメンタリー運転をする事が目的となってしまい、次の危険を見つけるタイミングが遅くなったり見逃したりすることがあるように思います。

そこで、すべてを言葉にするのではなく、端的に短く発声する方法をおすすめします。
その後起こるかもしれないことは、頭の中だけで判断したり、考えたりします。

目に付いたものだけを単語的に発声する感じです。
自分にはこのやり方が合っていました。
皆さんも、ご自分に合った形でコメンタリー運転を実施してみてはいかがでしょうか?
リスクを発見し易くなり、危険予測能力や注意力の向上につながると思います。
★それからもうひとつ
車を運転するときは、仕事や家庭の事などの考え事や、他の車や人の動きでストレスを感じイライラすると、注意力が散漫になる時があります。
こんな状態では安全な運転はできません。
そんなメンタルを穏やかにするために、最近私は近所に居る からあげ に会いに行きます。
からあげ はいつでも会えるわけではありません。
会える確率は30%くらいでしょうか。
近くへ来ました。呼んでみます。
からあげ~
現れません。
もう一度呼んでみます。
からあげ~
ニャー ニャー 声がします。

いましたー!!からあげです。

からあげは道を渡るときにはちゃんと左右を確認します。


たたたー きました! スリスリ~


ゴロりん ガシガシモフモフ 最高です!

この猫さんは(近所の住民の方によると)
名前:からあげ(本名:ニャーちゃん)
職業:地域ネコ
以前ネズミ捕りの罠にかかって粘着を取るために小麦粉を大量にかけられて、それがまるで唐揚げのように見えたので からあげ と呼ばれるようになったとか。
凄く人懐っこく可愛いネコさんです。

からあげさんありがとう またね~
皆さんも安全運転を心がけてください。以上です。
ありがとうございました。