日々の緊張から解放されました! | 電波の可能性に挑戦する 田中電気株式会社
           

無線機をはじめとする電気・通信の事なら田中電気株式会社

  • ホーム
  • 個人情報保護方針
  • サイトマップ
  • 英語サイト

田中電気

  • プライバシーマーク
  • プライバシーマーク
0120-150-712

日々の緊張から解放されました!

2022年5月2日

こんにちは!放送・通信エンジニアリング事業部の大野です。

年度末の3月も終わり、4月から新入生の方々の入社もあり新たなスタートとなります。
私は昨年初めから、カメラ設備工事の物件を担当しておりまして、先月やっとの思いで完成・終了致しました。
その工事物件とは千葉県の国道沿いにネットワークカメラ設備を導入する工事です。
工事内容は簡単に申し上げますと、国道沿いの歩道にカメラを設置する工事です。
これだけですと内容が見えないと思いますので、少し作業的なことも含めて、お話しさせていただきます。

カメラを新しく設置する場所は、主に千葉県内の国道51号線沿いに5箇所、16号線沿いに2箇所、357号線沿いに1箇所です。その他既設の設備に無停電電源装置を組み込み設置する箇所もあり、こちらは5箇所ありました。
設置する歩道は屋外なので、そのカメラを取り付する為の支柱をまず設置するのですが、その支柱に取り付ける機器としまして、まず電源が必要なので電源盤となるものがいります。
更にカメラを動かす為の機器や装置が必要なので、こちらも大きな筺体が必要なので、それらを支える太い支柱が必要となります。
カメラ支柱は地上高6m~8m程の高さとなりますが、そのままでは設置する事が出来ないので、コンクリートの塊となるプレキャストという製品を予め製作して、歩道の下に埋設します。
このプレキャストは長さ2.6m、直径0.7mの円柱形となり重さはなんと約2.3トンありかなりの重量物です。(大人が何人いても持ち上がらないですね)
この巨大な重量物は、歩道を油圧ショベルという重機で深さ3m程掘削して、このプレキャストを埋設します。





この基礎工事がしっかり設置できていないと支柱が斜めになったり、ぐらついたり、崩れたりしてしまいます。
ここで先程出てきましたカメラ支柱を、歩道の中に埋設しましたプレキャストに設置します。
このカメラ支柱も材質は鉄なので、6mもので370kg、8mもので460kgあります。
どちらにしても重くて長いので設置するときは、建柱車又は大型クレーンで吊るしながら、設置します。



ところで、このカメラは何のために設置するのでしょうか?
発注元である国土交通省 関東地方整備局様は、冬場において大雪などの降雪時は、坂道などの国道は車やトラックなど、スタックして立ち往生してしまったり、場所によっては台風などで土砂崩れなど起こして、所々渋滞を招いてしまいます。
そのような危険な状況を素早くキャッチして、素早く情報を発信し、危険を回避しながら、事故を未然に防ぐことを目的としております。
また非常時の場合に備えて、電源が供給されない状況を想定して、無停電電源装置の設置もカメラ支柱の隣に設置しております。
こちらもカメラ支柱同様、埋設物としまして、たて、よこ0.9mで高さ0.5m 重さ約1トンのプレキャストを埋め込みます。(これもまた重たいですね)



カメラ映像は光ケーブルにて伝送しますので、近くの情報ボックスまで通線しますが、ほぼ埋設管路が無いので、道路や歩道を掘削して埋設用配管を埋め込んだ後、光ケーブルを敷設します。



歩道の作業といっても、作業を行うにあたって車線を交通規制しなければならないので、渋滞回避の為、自動的に夜間作業となってしまいます。



夜間作業の割合は作業全体のほぼ95%でした。
真冬の夜間は更に厳しい寒さなので、防寒着を着ても、手足は冷えた状態となってしまうので、感覚は全く無い状態でした。
受注当初の工期は昨年の7月30日でしたが、機器が追加となり、設置場所のいくつか未確定であり、なかなか決定しなかった事で、工期が3月25日に延伸となりました。
苦労した点はひと言で話すのが難しいですが、ほぼ夜間作業という事と、まったく経験のない道路工事が中心という事で、未知の世界が展開されておりました。
現場調査で何回も足を踏み入れて設計図を頼りに、既設光ループを調査しましたが、結局光ループが存在しなく、近くに光回線が無かったことがあり、その瞬間今後どうしたらよいか、道に迷った感じでゴールが全く見えなかったことを覚えています。
現場調査をしっかり行い、埋設するための事前調査、光ケーブル調査、試掘作業、本工事、道路本復旧、光ネットワーク調整とそれぞれかなりのボリュームがありますが、決して私一人で行ったわけでなく、社内において同僚や上司の方々に現地へ同行して調べて頂き、分からないことは教えてもらいやっとの思いで完成しました。



このような協力体制があったからこそ、今回の工事は完成したと実感しております。
思い起こせば、作業現場のすぐ隣を大型車両が走っている現地で、常に危険と隣り合わせでしたが、交通規制業者の十分な安全対応や、作業員一人一人が危険を回避しようという心の底からの強い信念があったからこそ、無事故・無災害で終了する事が出来たと確信しており、本当に心がほっとしております。
田中電気は、このような仕事も行っている部署があるということを、少しでも知って頂ければ光栄でございます。

スタッフブログ一覧へ戻る

おすすめコンテンツ

  • ファクトリーニュース最新号
  • 社員ブログ
  • Twitter
  • youtube

電波のことなら田中電気へ

  • お電話でのお問い合わせ
  • お問い合わせフォーム