田中電気は秋葉原で昭和25年に創業した通信工事会社です。
田中電気株式会社放送技術事業部は主に関東全域(東京民放5社)のテレビ中継局(アナログ・デジタル)の保守を行なっております。
テレビ中継局とは、視聴者がテレビ電波を関東圏でどこにいてもきれいに受信できるようにする為の設備です。
田中電気が関東で保守を担当するデジタルテレビ中継局は153局あり(本年度建設分を含む)、来年度も10局程度建設される予定です。
では田中電気放送技術事業部が担当している保守の仕事をご紹介します。
各月または隔月で各テレビ中継局で点検しています。(通常は2ヵ月に一度点検を実施し、重要局は毎月点検しています。)
※重要局とは、中継エリアが大きい局や視聴世帯数が多い局。前橋・平塚・宇都宮・水戸などの中継局がそれにあたります。
定期点検で確認することは主に…
メータリングを行い、放送機器が正常に動作しているかどうかの確認を行います。
空中線設備や電源設備(発電機・充電器)の確認・点検も行います。
テレビ中継局は電波を広く届かせる為に山の上などに設置される事が多いのです。
悪路も多く、登山になります。
何かあった時(故障の修理など)に行かなければならないそこに行くためのルートの確認・確保は重要な意味があります。
岩で道が塞がれていないか、ガケ崩れが起きていないかなどをチェックし、もし何か問題があれば対応します。
各局舎でチェックするポイントは主に雨漏りをしていないかどうか、コンクリートにヒビが入っていないかどうか、保護用のペンキがくすんでいないかどうか、などで、大切な放送機器を守る建物がしっかりしているかどうかをチェックするのです。
・これは定期点検では見ることのできない放送機器の細やかな点を確認する作業です。
・確認する点は主に放送機器の細やかな電気的特性です。
・原則的に年に一回、各中継局に順次実施しています。
点検する内容は…
…等があります。
田中電気のテレビ中継局集中監視センターはさいたま市浦和区にあり、24時間、365日の監視体制を敷いています。
なぜ浦和区かというと、すべてのテレビ中継局の中心に近いから。テレビ中継局で故障やトラブルが発生した時に約2~3時間で駆けつけることができます。
赤くなっているところは異常を示していますが現地に行く必要があるのか遠隔操作によって直るものなのかを判断し、必要あらば現地に出向して原因を追求します。
電波のレベル減衰はフェージング等による故障以外の異常も多いため、その監視には豊富な経験と判断力が必要なのです。
実際に監視から現地出向至る回数は月に約20件程あります。
トラブルは昼夜を問わずに発生する可能性がある為、監視も気の抜けない作業です。
現地に行く必要ありと判断した場合、専用車で向かいます。
・監視装置等で停波を知った場合、ただちに現地へ出向し復旧のため必要な処置をとります。
・放送継続に直接かかわるユニットの修理品の場合は修理品を受け取り次第現地出向し修理品を実装します。
・放送継続に直接かかわらない修理品の場合は、直近におこなう定期点検、特性点検時にあわせて修理品の実装をおこないます。
・視聴者受信障害については、必要な機材を取り揃え現地調査をおこないます。
・中継局の受信電波に障害を発見した場合は、ただちに現地へ出向し原因除去のため必要な調査をおこないます。

親局、中継局等の無線局は電波法に基づき、定期的に検査を受けなければなりません。
(放送局の定期検査は5年毎)
田中電気は総務省の登録点検事業者制度に基づく、登録点検事業者として登録を受けております。
(関-第0052号)
東京タワーはもちろん、スカイツリーの登録点検も行うことができます。

これはテレビ中継局点検で実際に使用する電波測定器です。 これ一台で300万円近くする高価な物。 田中電気はテレビ中継局の保守を行う為にこのような測定器を持っています。 浦和事務局にはこの測定器が4台配備されています。
三宅テレビ中継局(御蔵島所在)へ行くためには車、飛行機、船、ヘリコプターとあらゆる手段を使います。 また、放送エリアである三宅島は、火山ガスの放出が今も続いていて、ガスマスクが手放せません。 写真は2000年8月撮影時のものです。
田中電気は、「チャレンジ25キャンペーン」に参加しています。
「チャレンジ25キャンペーン」はCO2削減に向けた具体的な行動を提案し、その実践を広く国民の皆様によびかける国民運動です。